抗生物質は後鼻漏に効かない薬って本当なの?

鼻水は健康な人でも毎日6リットル作られるといわれています。

鼻と喉を潤わせて免疫力を維持したり、外気に交じって入ってきたホコリやチリを取り除くためです。

でも、鼻水が毎日6リットルも出る人はいませんよね?

どうして出ないのかというと、鼻の奥から喉に流れているからです。

健康な鼻水はサラサラで透明ですが、不健康になると、ネバネバな鼻水になって、喉の奥にからまるようになります。

これを治療するのに病院でよく処方されるのは抗生物質ですが、効果はあるのでしょうか?

目次

抗生物質が後鼻漏に処方される理由

私は8年間くらい、後鼻漏の症状で苦しんでいました。

そのときに、近所の病院から大学病院までさまざまなところにいっていたのです。

どの病院でも処方されていたのは抗生物質。

風邪をひいたときも花粉症のときも、必ずといっていいほど日本の病院では抗生物質を処方されます。

でも、海外の病院では違うそうです。

薬剤師をしている友達がいうには、海外の病院ではまず抗生物質を処方しないのだとか。

抗生物質の効果について聞いてみると、今出ている症状を治すものではなく、二次感染を防ぐものなのだそうです。

風邪をひいた人の90%以上は、細菌感染が原因です。

この細菌感染している状態は免疫力が低下するから、ウイルスに感染しやすくなります。

ウイルスに感染すると、深刻な病気になる可能性があるから、それを防ぐために抗生物質が処方されるのです。

後鼻漏には抗生物質がよく処方されるけど、後鼻漏に限った話ではありません。

そして直接症状を治療する効果がないのも、後鼻漏に限った話ではないです。

抗生物質は長期使用すると、効かなくなってどんどん強い薬を出されるという危険性もあります。

病院で抗生物質を処方されても、飲まなくていいのではないかと個人的に思います。

後鼻漏によく処方される抗生物質まとめ

抗生物質は基本的にウイルス感染を予防するための薬です。

でも、種類によって効能が違います。

例えば、抗コリン薬という抗生物質は鼻水に粘り気を与える効果が期待できます。

後鼻漏で喉の奥にドロドロと流れてしまう鼻水をさらにドロドロにして、流れないようにするのです。

これを読んでいる時点で「こんなことして大丈夫なの?」と思いますよね?

これが大丈夫ではないのです。

鼻水が流れにくくなったら、鼻の奥の副鼻腔にどんどんたまってしまいます。

副鼻腔炎は副鼻腔に鼻水がたまったことが原因で炎症が起こる病気です。

抗コリン薬は副鼻腔炎を悪化させる可能性があるのです。

副鼻腔炎が悪化すれば、鼻水はさらにドロドロになり、さらにたまって後鼻漏も悪化します。

ゼリー状の鼻水がかたまりで喉の奥にたまったり、食道にたまったりします。

後鼻漏の症状を悪化させやすいので、気を付けてください。

それよりも私はムコダインのような痰切り薬のほうが効果的だと思います。

痰(鼻水)を柔らかくして切れやすいようにする作用があるから、喉に流れてきても苦しくなりません。

ただ、どちらの薬の場合も後鼻漏の治療にはなりません。

後鼻漏は副鼻腔にたまっている鼻水を排出しきらないと、完治しないからです。

後鼻漏で痰が絡むタイミング

後鼻漏の症状には個人差がありますが、痰が喉に絡むという代表的な症状はみんなが悩むところです。

私も仕事中に痰がよく絡んでしゃべりにくくなっていました。

私が後鼻漏の時に思っていたのは、仕事をしていて忙しくなった時に限って痰が絡むということ。

「運が悪いな」としか思ってなかったのですが、ただ運が悪いわけではないことがわかりました。

後鼻漏の鼻水が喉に流れるのは、体が温められたり、水分補給したときなのです。

鼻と喉は加湿・加温すると粘膜の働きが活性化して、鼻水やはなくその出がよくなります。

ずっと副鼻腔にたまっていてドロドロになっていた鼻水が下りてくるから、苦しくなるのです。

仕事が忙しいときはよく動いているので、体が自然と温まります。

その結果、鼻水がからんでしゃべりにくくなってしまうのです。

ですので、体を動かす前に水分補給をして鼻水が流れやすくするか、鼻水がからんだらすぐに出せるように ポケットティッシュを用意しておきましょう。

これはスポーツをする人やお風呂上りのタイミングにもいえることです。

鼻水が大量に出てくるときは、出るだけ出して副鼻腔の鼻水をできるだけ出しましょう。

夜寝ているときにむせてしまう場合

後鼻漏は寝ているときも体が温められるせいで、鼻水の出がよくなります。

その結果、鼻水が気道に入り込んでむせてしまうことがあるのです。

そういう場合は、起きて痰を吐き出しきってしまいましょう。

むせて寝苦しいのに無理やり寝ようとしても、眠れるわけがありません。

眠ることを諦めて鼻水を出し切ることに専念したほうが、治りも速くなります。

そして、鼻水を出したら水分補給をしてまた眠りについてください。

「これじゃ、睡眠不足が解消しない」と思うかもしれませんが、そういう場合は暇なときに仮眠をとればいいのです。

椅子に座って目をつぶるだけでも体と脳を休めることができるので、休憩中に椅子に座って目を閉じてください。 1分でも5分でもやると、頭と体がスッキリします。

あとは両肩を回して体の血行を良くすると、睡眠不足でも体の疲れが楽になりますよ。

抗生物質で治らない場合でも手術をしなくていい理由

抗生物質で治らない場合やほかの薬で治らない場合は、手術をするしかないのでしょうか?

手術は怖いし、不安だからできるだけ避けたいですよね。

調べてみると後鼻漏で手術をしている人はいました。

「10分以内だし麻酔をするから痛くない」のだとか。

でも、1か月以上手術後に毎日薬を飲んで経過をみないといけないそうです。

しかも、知り合いの看護師に効いたら「手術をしても後鼻漏の場合は治らない」そうです。

全員が全員治らないということはないと思いますが、あまり効果が期待できないのです。

ですので、私は後鼻漏で手術をするのは反対です。

もちろん、自分でも手術は選びませんでした。

怖いし1週間入院が必要といわれて、抵抗がかなりあったからです。

手術をして副鼻腔にあたらしい穴をあけて、そこから鼻水を出すという方法をとるのですが、 慢性副鼻腔炎の人はこの穴もすぐにふさがってしまうと思います。

ですので、もっと安全でもっと効果が期待できる方法を選びましょう。

手術よりも安全で効果が期待できる治療法

後鼻漏には手術よりも安全で効果が期待できる治療法があります。

それは「なた豆茶」を飲む方法です。

なた豆茶は排膿作用と抗炎症作用が期待できるお茶で、後鼻漏に向いていると言われています。

私は友達に聞いて飲み始めたのですが、最初はぜんぜん効果がありませんでした。

でも、そのときの飲んでいたなた豆茶が激安品だったのが良くないんだと思い、高級品を購入。

そしたら、2週間後に黄色い鼻水のかたまりがドバーっと出てきたのです。

激安品と高級品は、ここまで違うのかとびっくりしました。

高級品といっても、1袋3,000円代なので、買えないほどの値段ではありません。

お茶に3,000円も出せないと思うかもしれませんが、試してみてください。

国産で無添加のものなら、赤ちゃんでも飲めるし、妊娠中、授乳中でも安心して飲むことができますよ。

豆が原料だから食物繊維も豊富で、便秘解消などのデトックス効果も期待できます。

便秘が解消できれば、イライラも解消するから心身ともに健康になれますよ。

薬で後鼻漏を治療するよりも、お茶で治療したほうがメリットは多いと思います。

後鼻漏で悩んでいる人は、なた豆茶を飲んでみてください。

後鼻漏を完治するためには、なた豆茶のような毎日継続できるケアで、鼻と喉だけではなく全身に効果が期待できる 方法がいいと思います。

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この記事を書いた人

えみりーのアバター えみりー WEBライター

二人の子供を育てるママさんWEBライター。8年前から後鼻漏に悩まされ改善した方法を体験談を交えてお伝えしていきます。

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