授乳中は赤ちゃんに母乳をあげるから、危険な食べ物や薬は避けたいもの。
でも、体の調子が悪くなってしまうとどうしても薬が必要になります。
特に免疫力が低下している時期には、後鼻漏になりやすいです。
鼻水が喉に流れる症状で、呼吸がしづらくなったり、生活に支障が出てしまいます。
後鼻漏で悩んでいる人に処方される薬は、授乳中に飲んでもいいのでしょうか?
ここでは、授乳中の後鼻漏を治す方法についてお話していきます。
授乳中は妊娠中と同じくらい飲んではいけない薬が多い
赤ちゃんに母乳をあげている時期は、お母さんの体の免疫力が低下しています。
免疫力が低下しているときは、さまざまな症状にかかりやすいです。
例えば風邪をこじらせて急性副鼻腔炎になり、慢性副鼻腔炎になってしまう人がいます。
慢性副鼻腔炎になると、鼻の奥の副鼻腔に鼻水がたまった状態になるから、そこから後鼻漏になります。
後鼻漏は鼻水が喉の奥に流れている症状のこと。
健康な人でも鼻水は喉の奥に流れますが、健康な人の鼻水はサラサラで透明だから喉に異変が起こりません。
でも、後鼻漏で悩んでいる人の鼻水はドロドロで、雑菌が繁殖しているから喉が炎症を起こしてしまいます。
その炎症から膿が出たりして、鼻水はさらにドロドロに。
その結果、鼻水が喉の奥にへばりついてとれなくなり、嗚咽を意識的にして吐き出すしかなくなるのです。
ここまでくると、本当にストレスで仕事どころではなくなります。
私は後鼻漏の時に、この症状で何度か仕事を早退しています。
こういう症状が出てくると薬が必要になりますが、授乳中は飲む薬に気を付けないといけません。
基本的に妊娠中に飲めない薬は授乳中にも飲めないので、赤ちゃんを産んでからも飲めない薬はたくさんあります。
後鼻漏で処方される薬は飲めるのか一覧にまとめてみた
後鼻漏で悩んでいる人に処方される薬は、だいたいどの病院でも同じです。
私は近所の耳鼻科から、大学病院まで行きましたが、似たような薬を処方されました。
その中に授乳中でも飲める薬はあるのか調べてみると、以下のような結果になりました。
レポフロキサシン錠100㎎「トーワ」
授乳中の人は禁止
クラリス錠200
授乳中の使用はできるだけしないほうがいい
フロモックス錠100㎎
妊娠中は使用禁止だけど、授乳中はOK
セフゾンカプセル100㎎
授乳中は医師に確認する
クラリシッド錠200㎎
授乳中は使用を控える
ジスロマック錠250㎎
授乳中に飲む場合は薬の効果が切れてから授乳する
ツムラ柴朴湯エキス顆粒、ツムラ六君子湯エキス顆粒、ツムラ荊芥連翹湯エキス顆粒
後鼻漏で処方される 漢方に関しては、必要最低限の量で薬の効果が切れてから授乳すれば問題ないそうです。
その他
ムコダインDS50%、カルボシテインDS50%「タカタ」は授乳中に飲んでも問題ないです。
ムコスタ錠100mfは必要最低限の量で効果が切れてから授乳してください。
ムコサール錠15㎎は授乳中でも問題ないけど、医師への相談が必要です。
レポフロキサシン錠からジスロマック錠までは、抗生剤です。
普通の風邪でも処方されるものですが、授乳中は使用を控えるものはほとんどでした。
ツムラ柴朴湯エキス顆粒などの漢方薬は、使用量とタイミング次第で使えます。
ムコダインなどの去痰剤は使っても問題ないものが多かったです。
でも同じ効能の薬でも種類によって違うので、必ず病院で授乳中であることを伝えましょう。
薬がダメなら吸入器を使えばいいのか
病院で処方される薬のうち、安心して飲めるのは去痰剤くらいです。
それだけでも痰(喉に流れてきた鼻水)がからまなくなるから、楽になります。
でも、痰を柔らかくしているだけでは後鼻漏は完治しません。
ですので、治療の効果は期待できる方法を考えたほうがいいですね。
薬を飲むのがダメなら、病院でネブライザーという吸入器を使うのはいいのでしょうか?
調べてみると、吸入器はただの蒸気ではなく薬剤をミスト錠にして吸い込んでいるそうです。
ですので、吸入器も授乳中に大丈夫か判断するためには、薬剤の種類の安全性を調べる必要があります。
後鼻漏で悩んでいる人が吸入器を使う場合に、処方される薬剤と安全性をまとめてみました。
ノイチーム錠90㎎
気管支喘息などのアレルギー体質の人は使用禁止
トランサミン錠250㎎
医師に確認をとれば使っても大丈夫
ステロイド吸入薬
ステロイド吸入薬については「病院で先生に問題ないといわれたから使っていたら、3日後に声が枯れた」という体験談がありました。
ステロイドの副作用で声がかれたのか、後鼻漏の症状で声が枯れたのかはわかりません。
でもステロイドは中毒性があるし、リバウンドという使わなくなったら症状が悪化する危険性があります。
授乳中に使うには不安材料が多すぎるから、やめておいた方がいいですね。
授乳中に薬で治療で着なくても後鼻漏を完治できるのか
授乳中は薬を飲んで後鼻漏を治療しようと思うと、飲めない薬が多いです。
「これで後鼻漏を完治できるの?」と思うかもしれませんが、大丈夫ですよ。
あまり薬が飲めなくても、後鼻漏の治療には影響が出ません。
その理由は、病院で処方される後鼻漏の薬は完治する効果がないから。
後鼻漏の症状を抑えるだけで、原因を取り除いて症状が出なくする効果まではないのです。
だから授乳中じゃない私も薬に頼らない方法で後鼻漏を完治しました。
薬以外の後鼻漏に効果が期待できる方法を実践すれば、完治できるからご安心ください。
飲むと後鼻漏に効果が期待できるものまとめ
薬が飲めない場合は、ほかのものを飲んで後鼻漏の治療をすればいいだけです。
ここからは、後鼻漏で悩んでいる人たちが飲んで効果があったものを紹介していきます。
ある女性の体験談には「ササヘルス」という漢方を飲んだら後鼻漏が治ったと書かれていました。
今まで調べた漢方はどれも必要最低限の量で要相談だったので、大丈夫かみてみるとやっぱり「要相談」でした。
かならずかかりつけの医師に相談して判断に従う必要があります。
ほかには、トマトジュースを飲んだら後鼻漏が楽になったという体験談が。
調べてみると、トマトにはビタミンEの100倍の抗酸化作用があると言われているリコピンが含まれています。
後鼻漏はストレスで悪化してしまうので、ストレスを感じると体の中に発生する過酸化酸素を中和する抗酸化作用は 効果が期待できます。
トマトのような緑黄色野菜はビタミンも豊富だから、風邪の症状にもいいですよ。
授乳中でも抵抗なく飲めますしね。
もっと直接的な効果が期待できる「なた豆茶」
トマトジュースやササヘルスよりも直接的な効果が期待できるのは「なた豆茶」です。
なた豆茶は鹿児島県産の大きな豆を使ったお茶です。
なた豆は70㎝くらいの大きさで、鹿児島県のシラス台地で育ちます。
シラス台地には火山灰が降り注いでいるからミネラルが豊富です。
シラス台地からミネラルを吸収して育つなた豆茶は、消化器官の働きを助けます。
便秘を解消して下痢を改善するから栄養をしっかり吸収できるようになって、老廃物を排出しやすくなります。
私はなた豆茶を飲み始めてから2週間くらいで効果が出てきました。
黄色い鼻水がドバーっと出てきて、本当にびっくりしました。
それからも膿状の鼻水が出続けて、かなりすっきりしました。
ずっと詰まっていてほとんど機能しなくなってた鼻が両方スッキリと通ったときは感動しました。
あなたも後鼻漏の症状で苦しんでいるなら、試してみてください。
ネットから定期購入できるから、続けやすいですよ。
私はなた豆茶を飲み始めてから花粉症も治って、体調がいい日が続いています。
吸える酸素量が増えたから、体の機能が上がったのだと思います。
なたまめ茶は無添加で国産のものなら授乳中でも安心です。
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