気管支炎は後鼻漏が原因?どんな薬が効果があるの?

後鼻漏はそれ自体が病気ではありません。

鼻水が喉に流れてくる症状のことをいうのですが、これが原因で病気になることもあります。

私は8年間後鼻漏で苦しんだので、かなりつらい症状にもなりました。

気管支炎にならなかったものの、胃もたれになって食事の量が減りました。

後鼻漏でネバネバの鼻水が肺や胃に流れていくと、思わぬ病気や症状が出てしまうのです。

はやめに後鼻漏を治せば、気管支炎や胃もたれなどの二次症状も治ります。

目次

後鼻漏で気管支炎になってしまうことがある

後鼻漏は鼻の症状で、気管支炎は肺の症状です。

同じ呼吸器だけど、場所が離れているから関係ないように思いますよね?

でも、調べてみると後鼻漏のネバネバの鼻水が喉の奥から食道を通って、肺や胃に到達してしまうと二次症状が 出てくるようです。

気管支炎の場合は大量のネバネバした鼻水が気道に入って、気管支炎などの下気道疾患を 引き起こします。

ただ、鼻水は喉の奥に流れるから食道側に流れ込みます。 気道にはいることってないですよね?

どうして、気道に入り込んでしまうのでしょうか。

その理由を調べてみると、寝ているときに気道に入ることがわかりました。

人の首には後ろ側に食道、前側に気道があります。

起きているときは食道側に鼻水が流れ込むのですが、寝ているときは体が横向きなので気道側にも流れ込みます。

そして、食道は胃につながっているけど、気道は肺につながっているから気道と肺をつなぐ気管支に鼻水が到達してしまいます。

後鼻漏の鼻水はほとんどが慢性副鼻腔炎で、鼻の奥にたまりにたまっていたもの。

ずっと体の外に排出されないで、たまっていた分細菌が繁殖しています。

これが気管支に到達すると、炎症をおこしてしまうのです。

気管支炎以外にも、鼻と喉の境目の上咽頭炎、食道炎なども起こしてしまいます。

寝ているときに咳込む人は気管支炎になっているかも

後鼻漏で気管支炎になっている人は、寝ているときに咳込みやすいです。

こういう人は、後鼻漏が原因で気管支炎になっているかもしれません。

起きているときは気管支に鼻水が流れてこないから、炎症が起きていても咳込むことは少ないです。

しかし、炎症が起きている気管支に鼻水が流れてくる寝ている間は、咳込みやすくなります。

私も後鼻漏のときに、夜寝ていて咳が止まらなくなるのがつらかったです。

普通の咳なら、ちょっと咳込む程度ですが、後鼻漏の場合はいきなりボコボコ咳込んで止まらなくなるのです。

しかも「意識的に咳をして鼻水を出そうとしてる」感じだから、勢いよくせき込むのです。

隣で寝ている夫にも悪いし、寝不足になって仕事中にぼーっとしてしまうことも多かったです。

さらに、後鼻漏で鼻水が喉に流れてくるから、気になってますます集中できない。

いつも細かいミスを連発して、上司によく怒られていました。

ですので、後鼻漏で気管支炎になっている人はお風呂でストレッチをしましょう。

お風呂上りに大量に鼻水が出てきて、一時的にスッキリしますよね?

このときに出る量を増やせれば、寝ている間に流れてくる鼻水の量も減らせます。

そのためには、鼻と喉の血行を良くする必要があるのです。

私は後鼻漏で寝不足になっていて、集中力がなくなっているとき、肩こりがひどくなっているのに自覚がありませんでした。

でも首を360度回してみたら、首がバキバキいってぜんぜん回らなかったのです。

こんなに首が回らないのは初めてというくらいで、今まで経験したことがないくらいに肩が凝っていました。

後鼻漏でずっと悩んでいたから、そちらに気をとられて気が付かなかったのでしょう。

それから暇なときに首を回したり、肩を回したりしてストレッチをしていたら鼻水の出がよくなりました。

あなたも後鼻漏の症状に気をとられて肩こりがひどくなっているのに、気が付いてないかもしれません。

凝り固まった筋肉をストレッチでいきなりほぐすのは、痛いし大変だからお風呂に入りながらやりましょう。

後鼻漏によく処方される薬は気管支炎に効果があるのか

後鼻漏で気管支炎になることはありますが、そうなると薬を増やさないといけないのでしょうか?

同じ呼吸器の薬だから、一つの薬で後鼻漏も気管支炎も治るのか調べてみました。

私がいろいろな病院で処方してもらったのは、ムコダインなどの去痰剤とマクロライド系の抗生物質。

去痰剤は痰を柔らかくする薬だから、気管支炎にはあまり関係ありません。

一方、マクロライド系の抗生物質は扁桃炎、咽頭炎、気管支炎、肺炎などの呼吸器症状に効果が期待できます。

ただ肝心の後鼻漏への効果については書かれていませんでした。

抗生物質は鼻炎には効果が期待できないので、間接的に作用する形になります。

気管支炎になると下からも痰が上がってくる

後鼻漏は鼻水が喉に降りてくる症状ですが、気管支炎になるとしたからも痰が上がってきます。

上と下から痰が出てしまうので、喉の不快感や口臭がさらに悪化してしまいます。

気管支炎は肺と気道をつなぐ気管支に炎症が起こってしまう病気です。

この気管支炎になると、気管支にゴミや老廃物、膿などがたまりやすくなります。

そのまま肺に入ると肺炎が肺の病気になってしまうので、気道を逆流して痰として出すしかありません。

気管支炎の痰と後鼻漏の痰で、口の中がネバネバになってしまうと、ストレスはかなりのものになると思います。

実際に後鼻漏で気管支炎になった人の体験談には、

「喉の奥もヒリヒリして痛いし、痰すごいし、病院で気管支に炎症が できていると聞いて本当にショックを受けてる。なんでこんなに悪化しちゃったんだろう」

とありました。

後鼻漏だけでもショックなのに、気管支炎にもなったらさらにショックですよね?

でも、後鼻漏の症状も気管支炎の症状も一緒に治すことができます。

気管支炎はそもそも後鼻漏が原因でなっているので、後鼻漏を完治できれば治るのです。

しかも、鼻にいいことは鼻とつながっている喉にもいいことです。

つまり鼻のケアをすれば喉のケアにもなるから、気管支炎のための薬や治療は必要ありません。

後鼻漏になったうえに気管支炎にもなったとなると、治療が面倒と思うかもしれませんがそんなことないですよ。

鼻と喉にいいことは加湿・加温をすること。

あとは刺激がある食べ物や飲み物を避けることです。

辛いもの、甘いもの、炭酸飲料、冷たいものなどを避けて添加物が入っていない健康的な食事を心がけましょう。

私は後鼻漏で上咽頭炎になったときに味噌汁を飲んだら、声が出るようになりました。

味噌に含まれているリノール酸には抗炎症作用が期待できるから、この効果が出たのです。

味噌汁を飲むと体が温まるから、症状も治りやすくなるしいいですよ。

もっと効果が期待できるのはなた豆茶

味噌汁は体を温めるから免疫力も高めるし、抗炎症作用も期待できます。

でも、肝心の鼻の奥にたまっている鼻水を排出する作用は期待できません。

味噌で消化器官の働きを良くして、老廃物を排出しやすい体質にして、鼻水を出す…という方法もありますが、 これは効果が出るまでに時間がかかってしまいます。

そこで「なた豆茶」を飲みましょう。

なた豆茶には排膿作用、抗炎症作用が期待できます。

鼻水を排出して、炎症を抑える効果が期待できるから、後鼻漏に向いていますね。

気管支炎にもいいし、アイスでもホットでも飲むことができます。

私は後鼻漏のときに、ずっと喉の奥にへばりついている鼻水にイライラしていました。

仕事中も移動中も家事をしている最中も気になるから、ぜんぜん毎日が楽しくないのです。

やる気もなくなって新しいことに挑戦したくなくなったり、夫と休みの日に外出することも減ってしまいました。

でも、なた豆茶を飲み始めてから鼻水が一気に出てきて症状がどんどん改善されました。

今ではすっかり完治していて、鼻水のことを気にしないで生活できるのがうれしいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

えみりーのアバター えみりー WEBライター

二人の子供を育てるママさんWEBライター。8年前から後鼻漏に悩まされ改善した方法を体験談を交えてお伝えしていきます。

コメント

コメントする

目次